心霊雑談

 

 2012年、何が起こる? 

1999年の、ノストラダムスの大予言の騒ぎ、2000年問題など、世界終末論が騒がれて、まだ記憶に新しいですね。
そして現在、2010年。
今、話題となっているのは、2012年の世界終末論、ですね。
その終末論の軸となっているのが、古代マヤ文明の、マヤ暦が、2012年12月23日で終わっている、と言う事。

古代マヤ人達は、驚異的な天文技術で、惑星の運行や、地球の位置などを、明確に把握していたと言われています。
それも、何千年も先の未来に至るまで。
そこで、2012年、世界終末論が、最近になって、盛んに話題とされる事になっています。
では実際、2012年には、一体何が起こるのでしょう?

一説には、宇宙空間にある、フォトンベルトと言われるものの中に、地球がスッポリと入ってしまうと言う説。
昔、フォトンベルトに地球が包まれた時、アトランティス大陸が消えた、とも噂されています。
ですが、公的科学機関では、フォトンベルトの存在は全く否定されており、存在しないと言われているそうです。

マヤ暦は、確かに2012年12月で、そこから先は書かれていない事は確かなようですが、
それが一概に、地球の終末を予言したものかどうかと言うと、微妙なところだと思います。
確かに、今から2年後には、世界の情勢は、大きく変わっているかも知れません。
環境汚染、環境破壊、地球温暖化、戦争、紛争・・・などなど、様々な事が起こっているかも知れません。
私自身も、世界終末論にはやや懐疑的ではありますが、2012年が、1つの世界のターニングポイントになる気がしています。
要するに、2012年に、世界終末に向けて、「地獄の釜の蓋が開く」、と言うような状態を迎えるのでは無いかと・・・。
いきなり世界終末が訪れるのでは無く、目に見えない何か、或いは目に見える形でもって、
地球にとって、取り返しのつかない事態が起こる可能性はあるかと思います。

先に例に出したフォトンベルトの話題以外に、天文学者が、2012年に対して、何らかの警告を出している話は聞きません。
当然、他の惑星や、巨大な隕石が、地球に衝突する可能性も低いでしょう。

ですが、古代マヤ人は、2012年12月と言う、途方も無い未来に、何かを見ていた、知ってしまったのは確かかも知れません。
古代マヤ文明には、今でも多くの謎が残されています。
しかし、現代の天文学にも劣らない、天文技術を持っていた事は事実であったでしょう。
地球、宇宙の何らかの異変を知ってしまったのかも知れません。
でも実際には、本当に2012年が来なければ、分からない事でしょう。
その時に、人類が、自分達の過ちに気付き、後悔をする事の無いような事態に陥らない事を願ってやみません。
人は、大なり小なり、毎日、少しの善と過ちを繰り返しながら生きています。
その過ちが、2012年12月に、大きな出来事となって、人類に降りかかる事が無いよう、祈る以外には無いでしょう。

また、マヤ暦による、2012年世界終末論を過信する余り、恐れを成して、自殺するような人たちが出ない事を願います。
かのノストラダムスの大予言の年、世界の終末を恐れる余り、自殺者が多く出たと聞きます。

古代マヤ人が遺してくれたマヤ暦は、本当は私達に何を語りかけているのでしょうか。
2012年、マヤ暦の警告を真摯に受け止め、人類が、大きな過ちを起こさない事が大切なのかも知れません。
遥か未来に目を向け、その時代を懸命に生きたマヤ人から、現代の私達が学ぶべき事は、多くあるように思います。