心霊雑談

 

 「幽霊、怖くないですか?」 

「霊が見えたり、感じたり、怖くないですか?」

・・・この質問も、結構多くって、占い師時代からも、色んな方々から聞かれた事ですが・・・。
私の答えとしては、

「はい。怖くありません。(^^)」、です。

とは言っても、怖くて仕方がない時期もあるにはありました。
もう遠〜い昔の若い頃の話ですが。(笑)

確かに、時には、度肝を抜かされるような風貌で現れたりする霊も居たりして、さすがにギョッとする事はあります。
首から上が無いとか、全身血塗れ、などなど、一瞬目に入って、「ひぇぇえええ〜!」と思う事も時々あります。
あと、写真や動画に映される霊の中で、女性の霊の場合、黒く長い髪の人が多いのも理由があるんです。
元来、古の時代より、女性の髪と言うのは、ある種、神聖視されて来ました。
髪には霊力が宿る、と信じられて来た部分もあるわけです。
そんな言ってみれば、日本古来の大和魂の1つとして、黒く長い髪、と言うのは、日本の女性のシンボルでもあり、
また、美しく長い髪は、女性の永遠の憧れでもあり、また、自分の想いが詰まったものだと言えるんですね。
そこで、肉体を持たない、霊となった魂は、そんな憧れや伝統を、自分の姿に投影し、
また、髪と言う目に見える物で、自身の怨念や、恨みつらみを表現したりするんです。

日本人にとって、女性の長く、美しい黒髪は、美人の代名詞であると同時に、霊の代名詞でもあるわけですね。
魂のDNAとも言うべき遺伝情報は、霊にもそのまま受け継がれていたりするものなのです。

私は、恐ろしい風貌をし、悪事を働く霊よりも、生身の人間の方がよっぽど怖いと思っています。
嘘、裏切り、欺瞞、妬み、奪い合い・・・言い出したらキリがありませんね。
でも、霊は基本的に嘘はつきません。
なかなか正体を現さず、こちらを敵対視する霊は存在しますが、基本的に霊は正直です。
何をどうして欲しいのか、目的は何か、意外と単純だったりします。
霊を知れば知るほど、より身近に感じ、また、ある意味では、愛おしい存在でもあるんです。
かつては、同じ日本の国で生きていた者同士、なんですから。

そして、霊として現れやすい条件としては、「突然死を迎えてしまった。」と言うのもあります。
不慮の事故や、戦争(特に原爆など)での突然の死、自分には病名がわからないまま亡くなってしまわれた方、などです。
勿論、不幸な殺人事件で亡くなってしまわれた方も多く含まれます。
私はそんな霊たちに、同情はしません。
霊には、毅然とした態度が必要なので、同情してしまうのは宜しくないわけです。
ですが、一種の愛情を持って接するように心がけています。
慈愛、と呼べるほど大層なものではありませんが、敢えて言うなら、やはり「愛情」ですね。
時にはこちらを混乱させる、喧噪霊(ポルターガイスト)や、突然襲い掛かって来るような霊も居ますが、
それでも怖いという感情は持っていません。
まぁ、驚きはしますけれど。(笑)

私は「霊媒師」なのですから、相手となる霊の事を知る事、これが1番大事だと思っています。
やはり、相手を知らなくては、戦うべき時に戦えませんからね。
まずは敵を知る事、とはよく言いますが、まさにそんな感じです。

相手をよく知ってしまえば、もう怖いと言うレベルではなくなります。
生きてる人間の方がコワイさね・・・と言うのが私の本音で・・・(苦笑)
なので、「幽霊、怖くないですか?」の質問には、これからも、「はい、怖くはないです。」と答え続けるでしょう。

・・・但し。
有希、人がお化けを演じてるお化け屋敷はコワイんです。( ̄▽ ̄°
だって、あの手のお化け屋敷は、「驚かせる」ようにわざと作ってる訳ですよね?
そりゃぁ怖いし、心臓バクバク言いますよ。(^^;;
いつも、「ぎゃぁああああ!!」と、強烈な悲鳴上げながら入ってます。。。(笑)
・・・やっぱり人間の方がコワイ〜・・・デス。ハイ。(^_^.)